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ZOOM R8 で同期演奏

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ライブで同期演奏する為の機材を色々試してきた。

簡単なのはクリックとオケを左右に分けた音源を作ってiPhoneで再生する方法。

メリットは追加費用が掛からず持ち運びが楽。

デメリットは画面が小さいので使いにくい。

オケはモノラルでしか再生出来ない。

この2つは良しとしても一番の問題は左右の音が微妙に混ざる事。

オケとクリックを左右に分けてもiPhoneのイヤホンジャックから再生するとオケ側の音に薄っすらとクリックが漏れてしまう。

これがかなり目立つので本番では使えない。

これらを解決するにはMTRかPC&インターフェイスのどちらか。

最近はPC&インターフェイスを使う現場も増えてきたけど狭いライブハウスでドラムの横に置いて操作する事を考えると圧倒的にMTRの方が使いやすい。

という訳で同期に適したMTRを色々調べてみたけどやっぱりZOOMのR8が良さそう。

ドラマーが用意するモノか?という疑問を持ちつつ買ってしまった。

サポート現場で使った事は有ったけど自分で一から操作するとこれは使いやすい(笑)

操作方法を解説してくれてるサイトが色々有るので参考にしつつ同期演奏をする為の手順をまとめてみた。

1)音源を用意する

注意点はステレオのファイルしか認識しない事!

オケは2MIXにしてしまうので関係無いけどクリック音源もステレオにする必要が有る。

あとファイル名に日本語を付けるとリネームされるので英数字だけにする事。

例えば「ねこにっき」という曲の場合、Nekonikki_Click.wavとNekonikki_Oke.wavという2つのファイルを作る。

R8は本体に付いてるクリックを使って同期演奏する事も出来るけど以下はクリックも自前のモノを使う方法。

2)流し込み

曲ごとにファイルを分けた方が分かりやすいのでまずR8の中にPROJECTを作る。

本体のPROJECTボタンを押す⇒NEW⇒NAMEとENTERボタンを押していくと名前を入力出来るので分かりやすい名前を入れてENTERを押す。

ここでの注意点はRATEの設定をする事。

R8は44.1kHzか48kHzのWAVファイルが使えるけどRATEを自動で認識してくれない。

RATEにカーソルを持っていって右のジョグダイヤルを回すとどちらかを選べるのでファイルに合った方に合わせてEXCUTEを押すとPROJECTが完成。

パソコンとR8をケーブルで繋ぎR8のUSBボタンを押してREADERにカーソルを動かしENTERを押す。

こうするとパソコンでR8を認識するので外付けハードディスクの様に使える。

Windowsの場合エクスプローラーなどで見るとZOOM_R8というフォルダが有るのでその中のPROJECTの中にさっき作ったフォルダ(PROJECT)が出来てるはず。

その中にAUDIOというフォルダが有るのでそこにクリックとオケの音源を入れれば流し込みは完了。

USBかEXITボタンを押してYESを選んでENTERを押せばパソコンとの接続が解除される。

3)トラックの割り当て

ここがポイント!

1・2トラックにクリック、7・8トラックにオケという振り分けをしてしまうと曲順に並べ替えるシーケンスプレイという便利なモードが使えなくなる。

この場合は1・2トラックにクリック、マスタートラックにオケが正解。

MASTERというボタンを押していくと赤、緑、消灯の順に変わっていくのでまず消灯状態にしてTRACKボタンを押す。

画面にTRACK1かTRACK1/2が出ればOKでもしTRACK3とかになってたらENTERの両側に有る左右の選択ボタンでTRACK1かTRACK1/2を選ぶ。

画面のTAKEを反転させてENTERを2回押すとFILE SELECTになるのでNekonikki_Click.wavを選択してENTERを押す。

ENTERの右側の選択ボタンを数回押してMASTERを選んで同じ様にENTERを2回押すとFILE SELECTになるのでNekonikki_Oke.wavを選択してENTERを押す。

R8はどのトラックをクリックにするかを選べるのでTRACK1/2をクリックに指定する。

方法はTOOLボタンを押してENTERを押すとMETRONOMEという画面が出て来るのでSOUNDまでカーソルを動かしジョグダイヤルを回してTRACK1/2を選んでEXITを2回押す。

4)セッティング

本体のMETRONOMEというスイッチを右のPHONES ONLYの方にする。

MASTERボタンを数回押して緑を点灯させる。

TRACK1/2とMASTERのフェーダーを0くらいまで上げる。

この状態でPHONESにヘッドホンを繋ぐとクリックとオケが鳴ってるはず。

注意点はMASTERフェーダーを触るとPAに送るOUTPUTの音量が変わるのでリハでバランスが決まったら動かさない事。

ちなみにOUTPUTのジャックの横に有るボリュームつまみも動かすと影響するのでこちらも触らない事。

ヘッドホンのボリュームはジャック横のつまみで調整、オケとクリックのバランスはMETRONOMEの下に有るつまみで調整。

5)曲の選択

PROJECTを押してSELECTを選んでENTERを押すとPROJECT SELECTが出て来るのでジョグダイヤルで曲を選びENTERを押せばOK。

6)曲順の入れ替え

この機種の優秀な所はシーケンスプレイという機能で曲順に並べて連続で再生出来る所。
PROJECTを押してカーソルを下に進めていくとSEQ PLAYというのが出てくるので選択してENTERを押す。

ここで上記3)トラックの割り当ての時にオケをTRACK7/8とかに入れてしまうとNo master trackと出てシーケンスプレイが使えないので注意。

Listは10個まで作れるので好きな番号を選んでENTERを2回押す。

ジョグダイヤルを回して曲を選びカーソルを一つ下に動かし次の曲を選ぶ。

これを繰り返して曲順に並べ替えてセットリストを作る。

消したり間に入れたい場合は画面下のボタンのDELETEとINSERTを使う。

完成したらEXITを押して画面のPLAYを選択してENTERを押すと曲が再生される。

このモードの時はSTOPボタンを押すとその曲の頭に戻ってしまうのと早送りや巻き戻し機能が使えなくなって早送りを押すと次の曲に飛んですぐに再生が始まるので注意。

コツとしては10分程度の無音のファイルを作って曲の間に挟んでおけば自動的に次の曲が再生されても大丈夫なのでオススメ。

以上R8で同期演奏をする為の方法でした。

自分で管理して操作するとメチャメチャやりやすい!

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